が〜まるちょば、トーク力抜群の彼が「言葉を使わない表現」をする理由

パントマイムの素晴らしさを熱弁したが〜まるちょば。その愛がひしひしと伝わってくる会見取材だった。

2020/11/17 05:15


 

■全てが作品創作のヒント

が〜まるちょば

パントマイムを始めて30年。何をしても、どんなものを見ても、無意識のうちにパントマイムでできるかどうかを考えるようになった。全てが作品を作るヒントになるという。

もちろん、何でもかんでも作品にできるわけではない。ところが、「何でもパントマイムにできるんでしょ?」と言われることも多いらしい。パントマイムがなんたるかを伝えるのは、ほとほと手を焼くこと、といった様子だ。

続いて質疑応答の時間になると、「これで手が上がらなかったら、寂しいですね」とボソリ。記者たちの笑いを誘う。やはり、が〜まるちょばは喋りが上手い。


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■舞台に敵うものはない

今年は新型コロナウイルスの影響を受け、エンターテイメント業界は未曾有の危機に陥った。新しい生活様式が求められるなか、舞台やライブの配信もニューノーマルになりつつある。

それでも、が〜まるちょばは演者と観客が同じ空間で交わることに、強いこだわりを示す。ゆっくりと丁寧に、舞台への思いを語った。

「パントマイムの同業者は少ないですけど、エンターテイメントっていうくくりでいうと、大変な状況になっています。ライブではなくライブビューイングで、人と人との空気、感覚を伝えるものではなく、映像を通したものになっています。


僕自身、それを受け入れないといけないと思うけど、やはり、いいものはいいし、ダメなものはダメだと思っていて。新しいものを生み出していく上で、人を前にして行う舞台に敵うものはないと思っています。


それがあるから、舞台側の人間も育っていくと思います。なので、なくしてはいけない。パントマイムは言葉を使いませんが、言葉以上のものが伝わるんですよね。


それが画面を通してできるのかというと…。ライブビューイングは誰かが切り取ったものが、見ている人の前に届けられるけど、舞台の場合は切り取る選択肢がお客さんにある。続けていかないといけない」

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■同じ演目が昨日と今日で違うものになる
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