白石聖「何色にも染まらない」 女優としてのポリシー秘められた写真たち
九十九里浜の撮影は仕上がりが心配なレベルの悪天候だったが、一流の写真家はさすがだった?
■頑張って良かったと思える作品に
―――関根さんが撮られた写真を見てみて、どのような印象を持ちましたか?
白石:関根さんが撮られる写真は、色がすごく綺麗。九十九里浜で撮影した写真は、同じ海で撮ったものでも、写真によって印象が全く違っていて。
じつはこの日はすごい暴風で、痛いくらい砂を吹きつけられたり、髪がすごく乱れたりして、大丈夫なのかなと思っていたのですが、出来上がった写真を見させていただくと「風がいいスパイスになっておる…!」と思いました(笑)。
ロケーションも素敵で「ここは本当に日本?」と思うくらい、空と海の青と崖を照らす日のオレンジの色合いがすごく綺麗でした。風が強くて砂も痛かったけど、頑張って良かったなって思える作品になりました。
―――関根さんとの撮影はいかがでしたか?
白石:気さくにお話をたくさんしていただいて、これから撮る写真についても、写真とは全く関係のない話もしてたかな?
3年前に雑誌の撮影でご一緒したときの話もさせていただいたのですが、そのときもお話しながら撮っていただいた印象がありました。雑談とシャッターを切っている撮影中のメリハリがあって、安心できる空間を作っていただきました。
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■表情筋が柔らかくなった?
―――白石さんは役者として、普段は映像の中で表現されていて、静止した一瞬を切り取る写真とは表現の仕方にも違いがあるのかなと思います。写真を撮られることの難しさは感じますか?
白石:写真を撮られるときは、ポージングが難しいなと思うのですが、今回は自然体を撮ってもらったので、あまり固く考えずにいられました。普段、決めポーズを撮るときはどうしたらいいのかわからないことが多いです(笑)。
―――写真を撮られるときの照れ臭さのようなものはありませんか?
白石:今はあまりないと思います。でもデビューしてすぐの頃は、笑い方がわからなくて、ガチガチでした。そのときに比べると、表情筋がだいぶ柔らかくなったと思います(笑)。