ポルシェのグラム単価、ふりかけよりも安かった? 寺の住職の本気解説に納得の声
寺の住職が説いた「グラム比較」が話題に。話を聞いてみると仏教の深さを実感した。
■この法語を考えついたワケとは
どのような発想でこの法語を考えたのか、松崎さんに話を聞いてみると、「この言葉をツイッターで見かけて、なるほどなぁと思ったからです」との回答。実際に調べてみると、2013年5月にツイッター上で話題になった文章で、7年の時を経て再度注目を浴びたことになる。
パンチの強い法語にしっかりとした解説が入ることで、厳格なイメージの寺が少し身近に感じられる。掲示板の法語は、1~2ヶ月に1回程度、多いときは1ヶ月に2回ほど替えるそうだ。つぎはどんな文章が掲げられるのだろうか。
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■仏教のモノの見方につながる
複数の方から意味の説明を求められ、ついに解説がついた法語がこちらです🥺ぴえん pic.twitter.com/xkyr4txd9q
— 松崎智海(非売品僧侶)@『「鬼滅の刃」で学ぶ はじめての仏教』発売中 (@matsuzakichikai) July 26, 2020
永明寺の法語が話題となったのは、今回が初めてではない。7月には若者言葉の「ぴえん」の法語と解説をして、「しっくりくる」「私も勉強になりました」など、仏教的視点での説明に納得の声が殺到した。
このように人の興味を引きつけるような着想は、いったいどこから得ているのだろうか。松崎さんは「もちろん仏教のモノの見方からです。仏教に出会うとモノの見方が少しだけ変わります。何気なく見過ごしてしまうことに気づきを与えてくれます。おそらく皆さんが着想だと思われているのはそういったモノの見方のことだと思います」と分析。
ネットで話題となった文章や、普段何気なく使用している言葉の中にも「仏教のモノの見方」が存在することが分かる。われわれの生活と「仏教の教え」は、とても近しい関係なのかもしれない。ちなみに1月には、松崎さんが執筆した「だれでもわかるゆる仏教入門」(ナツメ社)が発売されるそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)