日本財団が200億円かけてPCR検査体制を拡充 一部地域で始まった動きを直撃
待ち望んでいたPCR検査拡充の動きが起こる。最新鋭のロボット式PCR検査機器導入も…
■約200億の検査費用投入
一方で日本財団は、東京都内の高齢者施設・療養型病院等で働くエッセンシャルワーカーに対して、「無料でPCR検査を実施する」と19日午後に緊急発表した。200万回分の検査費用約200億を投入する計画だ。
笹川陽平会長は会見で、「緊急事態宣言の第二回目が出されたが、緊張感に欠けている。人間の安全保障のために、国民が行動を慎むべき」と述べた。
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■高齢者施設でのクラスターを抑えたい
都内の2,884施設で働く約19万人が対象となり、希望者は週に一回定期的に検査を受けることができる。来月8日に、品川区にある船の科学館内にPCR検査センターを開設し、1日に1万4千件の検査を実施できる体制を整えるという。
検査体制を拡充していくことで、高齢者施設でのクラスター発生を抑え込みたい考えだ。最新鋭の「ロボット式自動化PCR検査機器」を導入し、日本医科大学付属病院や聖路加国際病院、順天堂大学医学部などがバックアップしていくという。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)