マニアが語る「今スシローに行ってほしくない理由」 客のモラルが崩壊している店も
スシローを愛するスシローマニアだからこそ言いたい。いまスシローには行ってほしくない。
■もう少し考えてキャンペーンを
店側も酒類の提供が終わっているため強くは言えないのかもしれないが、店内で持ち込んだものを飲食するのは当然NG。さらに強いお酒を飲んで顔を真っ赤にし、呼気を荒げているのだから周りで待っている客もドン引きしているだろう。実際にその客の近くに寄る人はいなかった。
緊急事態宣言前から決定していたキャンペーンのため仕方ない部分もあるかもしれないが、こんな状態で前代未聞レベルにお得な寿司を提供したらどうなるのか、もう少しスシローには考えてキャンペーンを実施してほしかった。
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■一方くら寿司は…
それにくらべ、ライバル店であるくら寿司のスピード感や臨機応変さは称賛すべきものがある。普段から激しくお得なランチを土日20時まで延長し、さらにコーヒーやポテトがついて700円台から900円台のセットや、限定のテイクアウト商品を緊急事態宣言後すぐに考え、販売した。
セットのコーヒーはホットコーヒー限定で冷めにくい容器を採用し、ポテトも紙袋に入れて持ち帰り可能にしているため、食事時間が短いランチの丼やにぎりのセットを食べた後、帰り道でアツアツのコーヒーとポテトを楽しめる流れを作り、客数を増やす施策を打ちつつも滞在時間をできる限り短くしているのだ。
■より安心感のある店づくりを
くら寿司は既存店舗でも客席の区切りを高くしたり、新店舗では接触を極力避けた店づくりをしているため、安心感も非常に高い。
寿司のクオリティではスシローが勝っているかもしれないが、あまりに美味しさを追求するため、今大事にしなければならないことがおざなりになっているのではないかと、客視点では感じてしまう部分である。
寿司の美味しさやコスパでは絶対王者として君臨しているスシロー。ぜひ客への注意喚起も含め、より安心感のある店づくりをしてほしいと思うばかりだ。スシローを愛するスシローマニアとして、心からそう願う。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)