茂木健一郎氏、日本にはびこるエイジズムを重ねて批判 「レベル低すぎ」

年を取ることがマイナスであるかのような風潮に、脳科学者の茂木健一郎氏が物申す。

2021/01/21 19:15



■一貫して批判している茂木氏

茂木氏は先日にも、大学共通テストを失格になった鼻出し受験生の話題に関し、40代という年齢を小馬鹿にする意見に「大学に行くのに何歳じゃなければいけないということはありません」と反論。

若いことが良いことだとされるような日本の風潮に、一貫して異議を唱えている立場だ。

一連のツイートには、「日本人はメディアを筆頭に、年齢に縛られた窮屈な価値観を持っているなと常々思います」「日本人ってすぐに年齢の事気にする」「若くても能力の無い奴もいるし年寄りでも有能な奴もいる」など、多くの賛同が寄せられている。


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■自分はいい年のとり方をしている?

海外を見渡すと、アメリカには「年齢差別禁止法」なるものが存在し、採用や労働条件で年齢を基にした差別が禁止されている。一方、日本は採用条件に年齢上限が定められていることが多く、さまざまな場面でエイジズムの影を見ることができるだろう。

年齢といえば、しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1,357名を対象に調査を実施したところ、「自分はいい年のとり方をしている」と回答した人は、全体で26.1%という結果に。

いい年のとり方_性・年代別グラフ

性・年代別に見ると60代で跳ね上がっており、還暦とともに自身の生き方に納得する人が多いことが分かる。

これから超高齢化社会に入り、若者の割合が減っていく日本。高齢者が増えることで「老いは恥ずかしいことではない」と価値観の変容が起こるかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年7月13日~2018年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)
Twitterツイッター政治老害茂木健一郎ジョー・バイデンバイデン大統領
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