峰なゆか、漫画『AV女優ちゃん』で描くリアル 「男の人も女の人も“AV観”が変」
『AV女優ちゃん』第一巻を発売した峰なゆか氏にインタビューを実施。結婚や育児についても話を聞いた。
『アラサーちゃん』(メディアファクトリー、扶桑社)などで知られる峰なゆか氏待望の最新作『AV女優ちゃん』(扶桑社)の第一巻が、昨年12月に発売された。
週刊誌『週刊SPA!』(同)で連載中の本作は、AV女優として活動していた経験を基に描く自伝的マンガで、自身のAV出演経験だけでなく、AVの世界で出会った様々な人々のエピソードも盛り込まれている。
しらべぇ取材班では今回、このタイミングで峰氏にインタビューを実施。本作を執筆する上で考えていたことや、昨年4月に発表した結婚、出産についてなど話を聞いた。
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■捨て垢からコメント「お前で抜いた」
―――今作『AV女優ちゃん』も峰さんにしか書けない、面白くて衝撃の強い作品だなと思いました。SNS上での反響も大きいですが、峰さんのところに届く声で印象的なものはありますか?
峰:えーっとですね……(しばらく沈黙)
―――のっけから漠然とし過ぎた質問をしてしまいましたね。すみません!
峰:いえ! 具体的なコメントをお話したいのですが、私のところに届く感想がこれまでにないくらい「ヤバい!」「言葉にできない!」みたいなものが多くて。『AV女優ちゃん』は「読書感想文を書いて」と言われたら困る漫画ですね(笑)。
あと、私にリプライを送るためだけに捨て垢を作っているっぽい人から、『AV女優ちゃん』の告知ツイート宛に「お前で抜いた」みたいなコメントが来たときは、「ひゃー! 私は今まさにこの瞬間攻撃されているー!」と思って、ちょっと面白かったです(笑)。
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■攻撃的なユーザーに興味あり?
―――それは、ひゃー! ですね…。SNSでそういうコメントをしている人は一体何が目的というのか、それを送ることでどんな気持ちが満たされているのか不思議です。
峰:そうですよね。でも、そういう人たちにもいろいろあるんだろうなと思います。
『AV女優ちゃん』は、いろいろあってAVに出ている子たちの、そのいろいろの部分を書きたいと思ったものなので、「お前で抜いた」と送ってもブロックされて終わりなのに、なんでわざわざそういうリプライをしてくるのかにも、興味はあります。
私も悪口言うのはめっちゃ好きなんですけど、本人にわざわざ言いに行くのとは違うじゃないですか?
言い返されたら傷ついちゃうし、ブロックされて終わりだし、それなら仲間内のLINEグループで悪口言ってるほうが楽しいんですけど、なぜに直接言ってくるのかと思いますね。