小池都知事が呼びかけた『テレハーフ』 「半ドンと何が違う?」と違和感覚える人も
小池百合子東京都知事の定例会見。出勤者数を抑えるため、テレワークに続き『テレハーフ』の導入が呼びかけられた
29日、東京都の小池百合子知事が都庁にて定例会見を行い、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、『テレハーフ』なる行動を呼びかけた。
■緊急事態宣言の発出から3週間
今月8日に緊急事態宣言が発出されてから3週間となった同日、「新規陽性者数は減少傾向にある」としつつも、依然として1,000人台を前後している状況で、「全体としてはまだ変化は顕著に出ているわけではない」と小池知事。
重症者数は高止まりの状況が続いており、重症化しやすいとされる65歳以上の高齢の新規感染者も増えていることに危機感を示す。
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■『テレハーフ』を推奨
人の流れを抑える必要があるとして、小池知事は「半日や時間単位のテレワーク」と「ローテーション勤務」を組み合わせた、『テレハーフ』を推奨していくと発表。
かつて、午後半休を意味する“半ドン”という言葉も存在したが、時代に沿ってこのようなネーミングにしたとも明かし、「終日のテレワークに加えて、半日、もしくは時間単位のテレハーフの取り組みを広げることで、より多くの従業員のテレワーク利用につなげていきたい」と呼びかけた。
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■かつては「半ドン」だったが…
小池知事が新たに名付けた『テレハーフ』は、会見後にインターネット上でトレンド入りを果たし、早速多くのネットユーザーの関心が高まっている様子。
SNS上では「これからは『半ドン』って言わず『テレハーフ』って言うんだってさ!」「テレワークからテレハーフ。昔の半ドンの逆だそうだ」「午後出社のテレハーフ、いいなそれ」など多くの反響が。
「半ドンと何が違うの?」といった声が多くつぶやかれた影響で、中には「半ドンって何?」と、ジェネレーションギャップを感じるつぶやきも見受けられた。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)