へそくりのへそは麻の糸? チコちゃんがルーツを紹介
『チコちゃんに叱られる』チコちゃんのへそくりについての解説が話題となっている。
■故郷の母のために貯めたのがルーツ
江戸時代の地方文化をまとめた旅行見聞録である真澄遊覧記の中の外浜奇勝を参考に書かれた論文には、綜麻繰金の愛情物語が書かれているという。
内職で綜麻繰りをしていた妻は、家計の助けをするためにコツコツと綜麻を作り続けていた。そんな妻には、故郷に最愛の母がいた。そんな年老いた母のために綜麻の一部を残して保管していた。その行為は母のためとはいえ、忌むべき行為と言われていた。
母にもしものことがあった時に使う経帷子(きょうかたびら)と呼ばれる死者に着せる着物の材料にするために、夫には内緒にして貯め続けた。それがいつしか「親を思ってこっそり綜麻を貯める」習慣と「綜麻を売って得たお金」の2つのがリンクして現在のへそくりになったようだ。
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■100万以上のへそくりがある人は3割
しらべぇ編集部が全国20~60代の既婚男女878名を対象に調査を実施したところ、「100万円以上のへそくりを持っている」と回答したのは30.3%。だいたい3人に1人の人が100万以上のへそくりがあるようだ。
今ではあまりいい印象のないへそくりだが、故郷の母を思う愛情物語から生まれていた。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国20代~60代 既婚男女計878名