『樹海村』コラボで話題の『The Light』 「FAKY史上一番好き」の声多数の曲に?
ホラー映画の巨匠・清水隆監督最新作『樹海村』キャンペーンソングでも話題の「The Light」をリリースしたFAKYにインタビュー!
■妹を思い浮かべ真っ向から挑んだ
―――Mikakoさんはいかがですか?
Mikako:まず最初に、とにかくストレートな歌詞だな、と。曲がったものが何もないというか、いい意味でわかりやすい言葉で、いい意味でわかりやすい感情で、リルが上手くストレートに落とし込んでくれたと思いました。
私、曲がったことが嫌いで、何でも真っ直ぐに言葉を発したいし、行動したいと思っているのですが、それもあって、『The Light』は自分の中ですぐ消化できる曲でした。
この曲についてリルといろいろ話しているタイミングで、FAKYは今まで、いろんな人、みんなに対して歌ってきたけど、『The Light』は誰か一人に対して歌う曲だということを預けられたとき、私はすぐに妹が頭に浮かんで。
―――妹さん?
Mikako:はい。この歌詞をもらったとき、ちょうど妹が悩んでいた時期だったんですけど、「どうしよう」って泣く妹にかけていた言葉が全部書かれていて。
いろんなものが重なりあって、私の気持ちがこんなにもストレートに書かれたものだったら、難しく考える必要はないと思って、真っ向から挑みました。
―――妹さんにはこの曲を聴いてもらいましたか?
Mikako:FAKYの曲ができたらいつも家族に送っているのですが、この曲を聴いて妹が「FAKYの曲の中で一番好き」と言ってくれて。
妹のことを頭に思い浮かべながら歌ったこととか何も言ってなかったんですけど、妹がわざわざ私のところに来て「刺さった」って泣いてくれて、「リルが書いたんだよ」って言ったら、もっと喜んでくれていました。
言葉にしなくても伝わるものはあるんだなと思ったし、アーティストとして活動する中で、それをこうやって音楽で伝えられたことが私は幸せでした。
みなさん、いろんな悩みがあると思うけど、歌い出しからすごく真っ直ぐなこの曲を聴いてもらうことで、感じてもらえる何かがあるんじゃないかと思います。
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■「The Light」はただ伝えたかった
―――『little more』のときは、最初気持ちが思うように声に乗らなかったと話されていましたよね。今回は全く違う向き合い方ができた感じですかね?
Mikako:『little more』は気持ちを乗せているつもりだけど、最初思うように声に乗らなかった。すごく悩んだし、悔しかったです。
でも、『The Light』はただ伝えたかった。歌えないと思うところは私の中ではなかったです。ディレクションをしてくれたリルは「みっちゃん、ここ歌えてない」と思ってたかもしれないけど…(笑)。
Lil’ Fang:何急に(笑)!
Mikako:(笑)。私は本当に歌いやすかったです。
―――先ほどTakiさんにも言ったのですが、今回のMVはMikakoさんもとても素敵な表情だなと思いました。それは妹さんへの思いもあったからなのですね。
Mikako:レコーディングで曲を録るときに、妹のことを思い浮かべて目の前にいるように歌ったように、MVの撮影中も妹のことがずっと頭にあって。
家族といるときの私と、FAKYのMikakoとしているときはやっぱり違って、MVでも妹に見せる笑顔が出ちゃいすぎて、「もうちょっと笑わなくてもいいかな」って、監督さんから3回くらい注意されちゃいました(笑)。