飲食店での迷惑行為に周囲の客もドン引き 苦悩する店長の想いを直撃
コロナ禍で気をつかうとんかつ店で同士のトラブル勃発。現場で何が起きていたのか…
■まわりも迷惑を
業を煮やした店長は「お帰りいただけない場合は警察を呼びます」と通告し、グループに強制的に出ていってもらったという。普段、会話が盛り上がってしまっている客たちは、「小声でお願いします」というスタッフのジェスチャーのみで、冷静になる場合がほとんどだという。
このトラブルに居合わせた客が後に、「残ったものをお茶で流し込み会計して帰った」とのツイートを見て、店長は非常に心が痛んだと話す。帰っていったグループの中の一人からは、謝罪の言葉もあったそうだ。
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■いつもより多めのやさしさで
店長はトラブル後、すべての客のテーブルをまわって「店内の空気が張り詰めていたこと」も含め、お詫びしたという。この店では、昨年の3月末から8月末まで、新型コロナウイルスの影響を考慮し、テイクアウトのみの営業を実施。
「ありがたいことに多くのお客様に来ていただけて、売上が10~30%減で済んだ」と店長。昨年9月からは通常営業に戻したが「店内とテイクアウトの相乗効果で、売上がコロナ禍前よりアップしている」と話す。
最後に店長は「コロナ禍で大変な時期ですが、不びんさを少しづつ分け合いながら、思いやりをもって過ごしていくことが大切ではないかと感じております。飲食業のわたしたちも同じ人間です。いつもより多めの優しさを持って接していただければ嬉しいです」とメッセージを送った。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)