ビートたけし、組織委会長の人選に苦言 「結局森さんに聞いて決めるんじゃない」
『Nキャス』でビートたけしが五輪組織委員の会長選びに苦言。「森さんの意見を代弁する」「森さんに聞いて決めるんじゃないの」と厳しい指摘をした。
13日に放送されたTBS系情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』にビートたけしが出演。東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長の人選について、苦言を呈した。
■川淵氏に決定したと思われたが…
東京五輪・パラリンピック組織委員長の森喜朗会長の発言が炎上し、謝罪会見。その後に辞意を表明し、後任に川淵三郎氏を指名していた。
指名された川淵氏は、「最後の大役」とやる気をみせていたが、翌日12日には突然辞意を表明。現状会長の後任はきまっていない状態となっている。
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■「結局森さんに聞いて決めるんじゃ」
たけしは、「森さんが川淵さんって言ったら院政しいたとか、傀儡政権と言われるに決まってた。もうちょっと考えればよかったのに」とバッサリ。続けて、「裏で話ができていても一応理事会とか開いて川淵さん頼めば、もうちょっと違ったと思う」と考えを話した。
もし川淵氏が会長になっていた場合、「森さんを顧問みたいにしておくっていうんでしょ?」と予想し、「森さんの意見をそのまま川淵さんが代弁するような感じが出てしまうから反発を食らった」と分析した。
来週以降、新たな会長を決めることになるが、たけしは「結局森さんに聞いて決めるんじゃないの」と厳しい目線で指摘した。
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■会長後任は誰に?
森氏の発言の謝罪から辞意の表明、川淵氏の後任氏名から辞意と二転三転し続ける組織員会の会長問題。川淵氏が選ばれたことへのバッシングから学び、なるべく透明度の高い選び方をしてほしいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)