福島県・宮城県で震度6強 「東日本大震災より揺れが大きかった」の声も
福島県内の地震の被害状況とは。各市役所に話を聞いた。
13日午後11時8分ごろ、福島県と宮城県で震度6強の揺れを観測する地震が発生。この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれないが、津波の被害の心配はない。しらべぇ取材班は、各地の自治体から話を聞いた。
■宮城県蔵王町などで震度6強
各地の震度は、震度6強が宮城県蔵王町、福島県の相馬市、国見町、新地町。
震度6弱が宮城県の石巻市、岩沼市、登米市、川崎町、亘理町、山元町、福島県の福島市、郡山市、須賀川市、南相馬市、伊達市、本宮市、桑折町、川俣町、天栄村、広野町、楢葉町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町。
このほか、北海道から愛知県まで広い範囲で震度3以上の揺れを観測。気象庁の観測によると、震源地は福島県沖で震源の深さは60キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.1と推定されている。
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■福島市かなりの揺れ
俳優・タレントとして活躍中の福島市在住のなすびも、地震発生後に自身のツイッターを更新。福島市は震度6弱の揺れだったが、自身のツイッターで「福島市、かなりの揺れで現在停電中ですが、私は大丈夫です!」とファンに報告している。
福島市、かなりの揺れで現在停電中ですが、私は大丈夫です! pic.twitter.com/c7Lny7aCFg
— なすび (@hamatsutomoaki) February 13, 2021
投稿された写真からは食器が落ち、散乱した様子がうかがえる。また、市内のドラッグストアでは屋根が落ちた、という情報も。
県内のラウンドワンでは、火災報知器が鳴り響く状況がSNS上に投稿されている。福島市役所は、しらべぇ編集部の取材に対して「現在被害の状況を収集中」と述べた。
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■東日本大震災より揺れた
福島県・相馬市役所総務課は取材に対して、「完全に縦揺れで、1分程度続いた。あくまで個人的な感想だが、東日本大震災のときより、揺れは大きく感じた」と話す。福島県内では余震も続いているという。
東京電力によると13日午後11時30分現在、茨城県で約7万2000世帯、 栃木県で約23万460世帯、群馬県で約3万2000世帯、埼玉県で約1万6600世帯 千葉県で約4万1000世帯、神奈川県で約19万6000世帯 、山梨県で約7万7000世帯の停電。
また、静岡県でも約17万4000世帯が停電している。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)