藤井聡太二冠が高校退学を発表 「かっこよすぎる」と称賛の声も
藤井聡太二冠が高校卒業を待たずして退学したことを明らかにしたことが話題となっている。
11日、高校生棋士の藤井聡太二冠が高校を退学していたことが明らかになった。2つのタイトルを奪取し、重大な決断を果たした彼に称賛の声が寄せられている。
■「将棋に専念したい」
藤井二冠は昨年に棋聖戦・王位戦のタイトルを獲得し、史上最年少二冠となった。それを受けて「将棋に専念したい」として、高校を自主退学する決断に至った。
夏にタイトルを奪取した後、秋から高校側と交渉を続けてきた。予定では3月1日が卒業式だったが、話し合いの結果、1月末日での退学が決まったようだ。
藤井二冠は日本将棋連盟を通じて、「タイトルを獲得できた事で将棋に専念したい気持ちが強くなりました。秋に意思を固め、数回学校と話し合いをした上、1月末日付で退学届けを提出いたしました。一層精進していく所存ですので、今後ともよろしくお願い申し上げます」とコメントしている。
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■「かっこよすぎる」
高校を退学し、将棋とより真剣に向き合う決断をした藤井二冠。その決意にファンからは「かっこよすぎる」「将棋に打ち込むことにしたの凄すぎる」「このまま活躍し続けたらマジで偉人になるな」といったコメントが寄せられた。
一方で、3月に卒業が迫った状態での自主退学に「もったいない」「少し待てばいいのに…」と心配する声もみられた。
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■加藤一二三九段もエール
藤井二冠が更新するまで、最年少プロ棋士の記録をもつ将棋界のレジェンド・加藤一二三九段は、ツイッターで「将棋一筋の覚悟を決めた証かと。益々の飛躍に期待します」とエールを送っている。
続けて、「私の場合に限っていえば、早稲田大学へ進学した経験が今に生きているが、各自の信念に基づき己の道をゆくことが人生肝要と考えます」としており、学歴よりも自身で考えて決断すべきとも主張した。
聖火ランナー辞退に引き続きビッグニュースを届けた藤井二冠。高校に通いながら二冠を獲得した彼は、これからも一段と磨きをかけて対局に挑むことだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)