平成生まれには「意味不明」な看板に衝撃 昭和の香り漂う注意書きが話題に
散歩コースで見かけたという看板。そこには文字通り、令和の時代には「絶滅危惧種」と呼んで差し支えない注意書きが…。
元号が「平成」から「令和」に変わると聞いて、拭えない違和感を抱いた人は少なくないはず。記者もその一人だったのだが、令和も3年を迎えると「もっと昔から元号は令和だった気がする」とまで思えるようになるのだから、人間の慣れとは怖いものである。
■もはや「今って昭和だったっけ?」
そんな平和ボケならぬ「令和ボケ」状態になっていた記者だが、ある日ツイッターで一件のツイートを見かけ、大きな衝撃を受けてしまう。そのツイートとは、自称科学系ピン芸人・あおぞらかがくさんが2日に投稿したもの。
「散歩コースにある塗装店の看板」とつづられたツイートには、「とそうやのシンナーはアンパンにはつかえません」という注意書きの書かれた看板の写真が添えられていたのだ。
散歩コースにある塗装店の看板。 pic.twitter.com/uYjSteQ0Ht
— あ お ぞ ら か が く (@aozorakagaku) April 2, 2021
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■「アンパン」を知らない人のために補足
あんパンといえば、いつの世も子供たちから絶大な人気を得ている国民的ヒーローのモチーフともなった菓子パンだが、ここでいう「アンパン」とはシンナーの隠語である。
青少年の間でいわゆる「シンナー遊び」が流行して社会問題となったのが、今から50年以上前の1960年代のこと。袋に詰めたシンナーを吸う様子があんパンを食べているように見えるため、こちらの行為及びシンナーそのものを「アンパン」と呼ぶようになったのだ。
令和の世で「アンパン」を目にする機会など、昔のヤンキー漫画をイッキ読みしているときくらいだと思っていたのだが…。なお、しらべぇ編集部内の平成生まれ世代にこちらの注意書きを見せたところ、やはり大多数が「何を言っているのか分からない…」という反応を示している。