国内最大の遊水地の火災で消防12台以上が出動 目撃者に現場の状況を聞いた
東京ドーム約700個分の広大な遊水地。出火原因は果たして…
■東京ドーム約700個
遊水地は大雨などで川や水が増えたときに、その一部を貯めて下流に流れる量を少なくする役割を持つ。渡良瀬遊水地は栃木・茨城・群馬・埼玉の4県に跨る面積3,300ヘクタールの国内最大の遊水地。
東京ドーム約700個分の広大な遊水地で、スポーツやレクリエーションの場として親しまれている。また、水と緑に恵まれ、多様な動植物の生息地となっている。2012年7月にはラムサール条約登録湿地になり、国際的に価値があると認められた。
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■枯れ草火災を発生させないために
栃木市には火災当時、乾燥注意報がだされていたが、空気が乾燥している日は、枯れ草火災が発生しやすい。消防本部は枯れ草火災を発生させないために、①たばこの投げ捨ては、絶対にしない。
②屋外で火気を使用する場合は、必ず消火の準備をし、火が消えるまでその場を離れない。③風の強い日や空気が乾燥している日は、屋外での火気の使用を控え、特に枯れ草の焼却はしない。④空き地の所有者、管理者は、繁茂した枯れ草を事前に刈り取るように呼びかけている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)