市川猿之助、緊急事態宣言で公演中止に無念 「一番めでたくない千穐楽に」

歌舞伎役者の市川猿之助がインスタグラムで公演中止への思いつづる。前日には緊急事態宣言への本音も。

2021/04/24 20:00


市川猿之助

24日、歌舞伎役者の市川猿之助がインスタグラムを更新。緊急事態宣言が発令され、公演が中止になってしまったことに対して思いを明かした。



■中止への無念語る

市川は「緊急事態宣言により、本日千穐楽となってしまいました」と報告しつつ、「これまでの役者人生の中で一番めでたくない千穐楽となりました」と公演中止の悲しさをつづった。

「命がけで観に来てくださった方々、消毒・検温などのルールをきっちり守ってご覧くださった方々、いろいろな事情で見に来られなかった方々皆様の応援に感謝です。再開を信じてありがとうございました!」と厳しい情勢の中での公演に参加したファンへ感謝している。

市川が出演していた四月大歌舞伎の第1部『小鍛冶』は28日が千穐楽の予定だったが、25日からの公演を中止。続けて出演予定だった五月大歌舞伎も緊急事態宣言下となる5月3日~11日の公演が中止になっている。


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■東京五輪ありきの対策に疑問

前日23日の夜に更新したストーリーでは「オリンピックも大切です。しかし、オリンピックありきの対策に疑問しか感じません。休業要請は、死の宣告と同じです。みんなが救われる道はないものですか?」と思いをつづっている。

歌舞伎はもちろん、ライブハウスや音楽、エンタメイベント全般に無観客開催の要請がされた今回の緊急事態宣言。急に無観客で開催するというのも難しく、業界からは批判の声も多く寄せられている。


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■市川の思いに共感

公演中止に対して無念をつづった市川に「わたしたちからしても悔しいです。また再開されることを信じています」「千穐楽なのにおめでとうも言えないのつらすぎますね」「素晴らしい舞台だったのに中止残念です」と共感の声が続出した。

中には、25日以降のチケットを持つファンから残念というコメントもみられた。エンタメが復活しつつある現状だったにも関わらず無観客要請にショックを受けた人も多いだろう。感染症を気にせず楽しめる日はくることを祈る。

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(文/しらべぇ編集部・Aomi

歌舞伎市川猿之助東京オリンピック・パラリンピック緊急事態宣言
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