白石市の小学校で木製ポールが折れて児童1人死亡 原因を教委に聞いた
ドクターヘリも出動し、懸命の治療を実施。当該校には児童のケアのために臨床心理士を緊急派遣。
■脳の損傷が激しかった
病院で心肺停止状態が回復したが、脳の損傷が激しく、今度は仙台市立病院にドクターヘリ搬送。到着後再び心肺停止状態となり、午後8時半頃死亡が確認された。
顔面を負傷したもうひとりの児童は、あごを骨折しており、宮城県内の病院に入院し治療を受けている。
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■29日臨時保護者会開催
事故の発生原因については、「防球ネットに手を挙げて、ネットをつかみながら揺らして遊んでいたことによるもの」と教委はみている。事故当時は放課後だったが、児童らは夕方からサッカー教室が開かれるため、帰宅後再び学校に来ていた。
学校は、毎月木製ポールを触って点検していたという。また、事故の様子をみていた児童がいるため、28日教委は学校に臨床心理士1人を緊急派遣し、児童のケアにあたっている。
同日校長会を開き、すべての小中学校で遊具、構築物の緊急点検を実施し、結果を教委に報告することを要請。さらに29日午後3時から当該校で臨時保護者会を開催し、事故の状況と経過について説明を行うという。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)