本格日本料理店が無料子供食堂を開店し交通費も支援 「困窮者を助けたい」という代表に直撃
困っている人なら誰でも利用可能。「ご飯は何杯でも食べてお腹いっぱいになって」とのこと。
コロナ禍で生活困窮する人たちが多く発生している今、神奈川県川崎市にある本格日本料理店が支援のために立ち上がった。しらべぇ取材班は、代表にその想いについて聞いた。
■奇跡的に黒字営業中
「日本料理 古今 本店」(神奈川県川崎市)は、コロナ禍でも奇跡的に黒字営業を続けている。普段は月に1回来店していたファンが、月4回訪れて、スタッフに「頑張って」と励ましてくれているという。
店の代表は、「お客様から十分な愛をいただいているので、その恩返しとして困っているかたへの支援を決めた」と話す。内容をツイッターやブログで発表したところ、早速困窮する学生から「毎日利用したい」との問い合わせが入ったそうだ。
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■交通費も支給
実施期間は今月12日から28日までの水・木・金曜日の午後5時~午後7時までで、子供食堂限定「夜ご飯定食」が無料で提供される。対象は、困っている人なら誰でもいいとのことだ。交通費も500円まで実費支給される。
緊急のお知らせです
子ども食堂開店します
初めてのお願いです、拡散希望です
長くなりますが、最後までお読み頂けると幸いですコロナにより、失業者の方が莫大に増えているとの事です
学生さんもアルバイトが出来ず、仕送りだけではご飯が食べられないとの事です— 日本料理 古今本店(ここん) (@kokonhonten) May 7, 2021
交通費も支援することについて、「本当に困っている学生などは、もしかすると店に来るためのお金もないかも知れない。その部分も支援することで、おなかいっぱいになってほしい」と話す。ご飯は何杯食べてもよいそうだ。
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■事前予約が必要
密にならないように1日10名限定で、来店希望日の3日前までに予約が必要になる。三ツ星出身料理長が中心となり、仕込みや食材仕入れを行う必要があるためだ。
火~金の午後3時から午後8時まで、044-819-4891で予約を受け付ける。店の最寄り駅はJR南武線・東急田園都市線「武蔵溝ノ口」駅。
店内は空気清浄機設置など感染防止対策を講じているが、マスク会食に協力いただきたいとのこと。最後に代表は、「困っている人が、笑顔で店をあとにしてくれると、大変うれしい」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)