ワクチン接種「予約不要・行列なし・無料送迎付き」 全国注目”相馬モデル”を担当部長に直撃
「市民への接種を早く終わらせることが、市全体の医療を守ることにつながる」と担当部長。
■集団接種のみ
相馬市では個別医療機関での接種は行わず、集団接種会場のみでの接種となる。集団接種会場では医師会から2名、公立病院から1名、民間病院から1名の計4名体制で実施。
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■接種するのは医師だけ
その際に医師は自身の病院に勤務する看護師を同行させ、自分のレーンを気心の知れたスタッフで固める。結果として1時間に90名、5時間で450名の接種を可能にした。市民に安心してもらうために接種するのは医師のみだ。
民間の薬局からは、年休を取得した薬剤師もかけつけて、薬液充填などを担当している。今後は、1日で525名接種体制まで増強する予定。
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■市職員全員体制
相馬市の立谷秀淸(ひできよ)市長は、全国市長会会長で、現役の医師でもある。市長が医療関係者の協力をあおぎながら、市職員約250人全員が交代で接種業務に携わっている。
市職員は、全員がアカウント所持するチャットで日々情報を共有し、アイデアを出し合いながらブラッシュアップを続けている。今後は職場に医師が出向いての接種や高校生に対しては学校が休みになる土日接種などを検討中。
最後に原保健福祉部長は、「市民への接種を早く終わらせることが、市全体の医療を守ることにつながる」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)