亀有神社から複数のカメが盗難 「神主の数少ない友人なのでこっそりと返してほしい」
「わたしも神主も落ちこんでいるので、こっそりと返していただきたい」と神社職員。
亀有香取神社(東京都葛飾区)は、西暦1267年の鎌倉時代に創建された歴史ある由緒正しき神社。そこに奉納された石のカメが、相次いで盗難にあった。しらべぇ取材班は悲しみにくれる職員から話を聞いた。
■こっそりで大丈夫
亀有香取神社公式アカウントは、お願いとして「 神社で名前を付けて可愛がっていた石の亀さんが何匹かいなくなってしまいました。 神主の数少ない友達なので、出来たら返してあげてください。こっそりで大丈夫です」と投稿。
【おねがい】
神社で名前を付けて可愛がっていた石の亀さんが何匹かいなくなってしまいました。
神主の数少ない友達なので、出来たら返してあげてください。こっそりで大丈夫です。 pic.twitter.com/2FKK0tLruU— 亀有香取神社🐢 (@kamearikatori) May 23, 2021
投稿から23時間経過時点で、12万いいねが押されるなど大反響となっている。返信欄には、「巫女さんが抱っこしてる亀さんが、お友達いなくなって寂しそうに見えてかわいそう」などコメントも400以上寄せられている。
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■神社内に10匹存在
神社職員によると、この石でできたカメは近隣の石屋から奉納されたもので、約8年以上前から神社内に置かれているという。ノブナガやミツヒデ、イエヤスといった武将の名がつけられており10匹存在。
今回盗難にあったのが、ミツヒデとノブナガ。ミツヒデは1ヶ月前に賽銭箱の脇から姿を消し、ノブナガは手水のそばから行方をくらましてしまった。
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■職員も神主も落ち込んでいる
職員は、「持っていった人は、もしかすると、『今借りている』と思っているかも知れない。わたしも神主も落ちこんでいるので、こっそりと返していただきたい」と話す。また、奉納した石屋も、さぞかし残念がっているに違いない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)