ツイッターサムネ仕様変更に大喜びの神社 新型コロナによる苦悩も聞いた

コロナ禍で神社イベントが軒並み中止となり露天商が失業状態に。

2021/05/07 17:10

有鹿神社・ネギ
(写真提供:有鹿神社)

Twitter公式は5月6日、iOS/Android版のTwitterアプリで、縦長の画像がサムネイルでそのまま表示される仕様に変更したことを発表。これを受けツイッター上では、花火や夜景など縦長でより楽しめる画像投稿が多くバスっている。



 

■首を曲げずに撮影

神奈川県最古の神社・有鹿神社(海老名市)は、ネギのかぶりものでたびたび話題となっている。神社では一般的に宮司の次の役職を禰宜(ねぎ)と呼んでいる。

毎年6月には実際の禰宜さんが、長いネギをかぶって茅の輪くぐりも実施。かなり長いネギのため、写真では見切れてしまうことが度々発生。そのため、「首を少し曲げて撮影していたことも多かった」と禰宜さん。

今回のツイッター仕様変更で、首を曲げなくともすべてを表示できるようになった。今回の投稿は海外からバズリだし、返信欄には外国語などのメッセージも目立つ。「わからない言語もあるが、絵文字などでなんとなく喜んでいただけているように感じている」と話す。


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■露天商が失業状態

新型コロナウイルス感染拡大の影響から、昨年度は神社内でイベントをほとんど行えなかったという。毎年7月にある例大祭では、約30店の露天もでていた。最近露天商からは、「仕事がなくてほんと大変。暇すぎてそうじをやっている」という話を聞いたそうだ。

祭りが消えたことによって、全国の露天商も大きな打撃を受けているが、なかなかスポットが当たらない現状。この神社でも、今年も例大祭などの実施のめどが立たない状態だという。


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■みこしが出せない

今年の初詣は、1月1日から31日まで分散参拝した客が多かったため、総数的には例年並みだったそうだ。しかし、「神社にとって祭りができないことは、非常に残念」と話す。

新型コロナ前は、神社に地域の人たちが集まって、みこしや屋台を出すイベントや舞などが行われていた。コロナ禍で、古くからの神社文化継承にも大きな影響を与えている。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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