26日夜は「スーパームーンの皆既月食」を観察するチャンス 注目は赤黒い月
明日、26日夜は日本で3年ぶりに皆既月食が観測できるチャンス。なんと「スーパームーン」とも重なっているという…。
26日の夜、月が地球の影に完全に覆われる皆既月食が、日本で観測できる。さらに26日はスーパームーンと呼ばれる満月の日で、スーパームーンと月食のタイミングが重なることは珍しい。
■観測できるの時間は…
皆既月食とは太陽と地球と月が一直線に並び、満月が地球の影に完全に覆われる現象のこと。
国立天文台によると、南東の空で皆既月食となる見通しで、月が欠けはじめるのは26日の午後6時44分ごろ。午後8時9分すぎからおよそ19分間にわたって、影に完全に覆われる皆既月食となり、午後9時53分ごろに満月に戻るという。
東京や仙台などでは、月が昇り始めた直後から欠け始め、それ以外の多くの地域では一部が欠けた状態で月が現れるようだ。
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■日本で観測できるのは3年ぶり
また皆既月食の間、月は見えなくなるのではなく、太陽光の中の赤い光が地球の大気で屈折して月を照らすため、赤黒い色に見えるということ。
今回、日本で皆既月食が観測できるのは2018年7月以来およそ3年ぶりで、前回の皆既月食は明け方だったため、今回のほうが観測しやすい時間帯になっている。
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■26日の月はスーパームーン
また、26日はスーパームーンと呼ばれる1年のうちで地球に最も近い位置で起きる満月で、最も遠くにある満月と比べて14%大きく見える。
スーパームーンと月食のタイミングが重なることは比較的珍しく、前回は2015年9月28日だったが、こちらは日本からでは観測できないもの。今回を逃すと次回は2033年10月8日まで起こらないとのこと。
月食の満月が大きいからといって、特別なことが起こるわけでも見えるわけでもないが、月の色や形が変化していく様子は肉眼でもよく見えるので、せっかくのチャンス、ぜひ観察してみてはいかがだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)