全日空機がマスクトラブルで1時間足止め 「コロナ感染し病院から出てきたばかり」
今回のトラブルについて「CAさんは毅然とした対応を取っており、全く問題がなかった」と目撃者。
28日午前10時沖縄発東京行きの全日空機が、機内でのマスクトラブルから約1時間離陸できない状態が続いた。しらべぇ取材班は、トラブルを間近で目撃した乗客から、詳しく話を聞いた。
■マスクをしない男性がトラブル
乗客のヴォルシュマック3世さんは、この日110人が搭乗した全日空ボーイング787の1Cの席に座っていた。出発時刻になっても離陸せず、約10分後に大柄の男性がマックさんの隣の席に着席。この男性はマスクをしていなかった。
https://twitter.com/volshmac3/status/1398094123005927428?s=20
CA(キャビンアテンダント)がマスクをするように促すと、「地上で診断書をだし、マスクをしなくてよい許可をもらった」と主張。CAが地上スタッフと連絡を取った後には「会話をするときは、ハンカチで口を覆うという条件付きで許可をだしている」と回答していたという。
すると、男性が「ハンカチをもってこい」や「地上スタッフをつれてこい」などと語り、CA5人と押し問答になった。
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■病院から出てきたばかり
結局CAは紙ナプキンを渡したが、男性はそれを投げ捨てたという。それを見ていたマックさんが今度は注意したが、男性と口論になった。その際に男性は、「新型コロナに感染し、病院から出てきたばかり」と発言。
マックさんは、この発言をきっかけに自主的に飛行機から降りることを決断し、返金対応を受けた。今回のトラブルについて「CAさんは毅然とした対応を取っており、全く問題がなかった」と話す。その後、空港のカウンター付近で、警察がやってくる姿を目撃したという。