突然耳がシャキーンと立つうさぎの5秒動画が話題 その訳を動物園に聞いてみた
普段は耳を立てているが、リラックスしているときや寝ているときは耳を寝かせているという。
うさぎは草食動物で、野生では常に肉食動物から狙われる立場。そのため、天敵から逃げやすいように、敵が近づく音をいち早く察知し、素早く走れるように進化した。そんなうさぎの「5秒動画」が話題を呼んでいる。
■耳がシャキーン
長崎バイオパーク駐車場の脇に設置されているペットアニマルワールド(PAW)では、犬やねこ、小動物と直接触れ合える。うさぎも9匹飼育されており、動画のミニウサギは寝ている状態だった。
耳がシュッと出てきます🤣#ミニウサギ#rabbithttps://t.co/ruS7fDlQli pic.twitter.com/FfI1H2oWk1
— 長崎バイオパーク公式 (@ngsbiopark) May 29, 2021
このミニウサギは、普段は耳を立てているが、リラックスしているときや寝ているときは耳を寝かせているという。動画上ではびっくりして起きたため、耳がシャキーンと立ったそうだ。
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■耳は体温調節の役割も
うさぎはペットとして飼われからも、なわばり意識と警戒心が強い。感覚が敏感なのも特徴のひとつ。また、耳は単に長いだけではなく、音が集まりやすい形をしている。それぞれの耳を別方向に動かして、音源を探り当てることもできるのだ。
さらに、音を聞く以外に体温調節の役割もある。耳の中を太い血管が通っていて、走ったときに耳に風をあてて放熱し、体温を下げている。
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■野うさぎには違った一面も
ペットとして親しまれているかわいらしいうさぎも、野生となると違った一面を持つ。野生のうさぎ(野うさぎ)は、農作物や森林に深刻な被害を与えている。農林水産省によると、2017年度の野うさぎによる農作物の被害総額は約6,200万円。
各自治体は農地に近づけない、侵入させない対策を取り、最終手段としては捕獲対策にも取り組んでいる。野うさぎに手を焼いているのは日本だけではなく、ニュージーランドやスコットランドでも大規模な対策が講じられている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)