熱中症疑い生徒8人が救急搬送、3人が一時重症の中学校 体育時のマスク姿をネットに公開
体育の授業中に「マスクを外してもいいし、外さなくてもいい」と指導していたことが取材で判明。
■体育中のマスク姿をSNSに公開
この中学校では体育の授業中に、「マスクを外してもいいし、外さなくてもいい」と指導していたことが取材で判明。じつはこの中学校はFacebookに、4月28日に行われた体育祭の第一回ブロック練習の様子を投稿。
教師も含めて、ほとんどの生徒が競技中もマスクをしている写真が撮影されていた。この件について教委は、しらべぇ取材班が指摘するまで知らない状態だった。
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■通知が徹底されていない可能性
スポーツ庁政策課学校室は、各教委に対して「十分な呼吸ができなくなるリスクや熱中症になるリスクが指摘されているため、学校の体育の授業におけるマスクの着用は必要はない」という通知を出している。
町教委は、「この中学校にも通知は落としたが、校長が読んでいるのかはわからない」と話す。見落としている可能性があるのか問うと、「なんとも言えない」と語った。
また、「今日の通しリハーサルでは、高槻市の事故があったため、競技中はマスクを外すように指示していたと学校から聞いている」と述べた。
高槻市では現在、体育の授業中は原則マスクを外すこと。また、マスクを外すことに不安な児童・生徒については、呼吸が激しくなる運動を控えるように指導している。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)