菅首相、緊急事態宣言の解除を今夜説明へ 一定条件で酒類提供も認める方針か
菅義偉首相は、緊急事態宣言の解除について今夜19時過ぎから国民に対して説明を行う予定だ。
菅義偉首相が、17日19時から緊急記者会見を行うことが明らかになった。20日に期限を迎える緊急事態宣言及び今後の対応を国民に対して説明する予定だ。
■感染者数の推移を鑑みて
先月28日に開かれた前回の会見では、全国の感染者数が依然として高い推移にあることから6月20日までの緊急事態宣言の延長、まん延防止等重点措置の対象となっていた5県(埼玉、千葉、神奈川、岐阜、三重)についても同じく20日まで延長することを発表。
また、感染防止の具体策については、飲食店の時間短縮やカラオケの提供の停止など、基本的なことを改めて強く要請するとした上で、飲食店や宿泊施設など苦しんでいる業種に対してのサポートを約束した。
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■沖縄以外は「まん防」切り替え
今回、人口10万人当たりの感染者数で全国最多が続くなど、感染状況を示す指標が依然として厳しい沖縄については緊急事態宣言を延長。他の9都道府県は20日の期限をもって緊急事態宣言を解除する方向で調整しているとみられる。
このうち北海道、東京、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡の7都道府県はまん延防止等重点措置に移行し、実施期間は緊急事態を延長する沖縄と同じ7月11日までと見られ、感染状況が改善した岡山、広島の2県は宣言を解除し、重点措置も適用しない方向だ。
また、まん延防止等重点措置を適用している5県についても、埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県については7月11日まで延長し、岐阜、三重の2県は解除する方向で検討しているようだ。