舛添前都知事、自民党政権の評判と選挙に懸念 「コロナ対策の失敗が理由」
舛添要一前東京都知事がツイッターを更新。コロナ対策で揺れている自民党政権の評判について言及した。
前東京都知事の舛添要一氏が18日、自身の公式ツイッターを更新。自民党政権の評判の悪さについて言及している。
■コロナ対策の失敗を指摘
同日、「自民党政権の評判が悪い」との触れ込みでツイッターを更新した舛添前都知事。評判の悪さについて、詳しい説明を行なっている。
自民党政権の評判が悪い。コロナ対策の失敗が理由だ。ワクチン接種も、菅首相が豪語するように順調に進んでいるわけではない。64歳以下も可能と言っても、接種券が届いていない。自治体により差があり不公平だ。積み重なる不満が、とくに女性の自民党離れを起こしている。選挙はあまり楽観できない。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) June 18, 2021
自民党政権の評判が悪い理由について、新型コロナウイルスの感染対策の失敗が要因だと述べた舛添前都知事。ワクチン接種を加速させていきたいという菅義偉首相の発言とは裏腹に、接種が順調に進んでいないことが原因だとしている。
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■女性の自民党離れが顕著
さらに舛添前都知事は18歳から64歳もワクチン接種の対象になったが、接種券がネックになっていると指摘。すでに接種券を発行している自治体と、これから発行する自治体があり、接種券を入手できるタイミングに差が生まれていることについて「不公平だ」との見解を示している。
菅政権は、発足直後には「ご祝儀相場」も含めて7割近い支持を集めていたが、直近の調査では支持率が半分以下に。舛添前都知事は「特に女性が自民党離れを起こしている」と指摘しており、「選挙はあまり楽観できない」と厳しい姿勢を見せていた。
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■コロナ対策だけが要因ではない
投稿には「確かに評判は悪いかもしれない」と舛添前都知事に共感する意見が上がった一方で、「コロナ以前から景気は冷え込んでいたんだから」とコロナ対策の失敗だけが理由でもないとする意見も寄せられた。
さらに「自治体に差があることまで政府自民党のせいにするようなメディアが問題」などとユーザーからはメディアの報道の仕方に問題があるのではという意見や、「自治体によって配布スピードにムラがあるのは、その自治体の能力欠如が問題」と政党ではなく自治体に問題があるとの意見も。
接種券についても、「接種券なくても管理出来れば良いだけの話。集団接種会場では基本誰でも希望すれば、年齢、居住地域関係なく接種出来るようにすべき」と柔軟な対応を求める声が上がっていた。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)