現役首相を描くドキュメンタリー映画 『パンケーキを毒見する』冒頭映像解禁
現役首相を描く映画『パンケーキを毒見する』の3分間の場面写真と冒頭映像が解禁された。
現役首相を描いた7月30日公開の映画『パンケーキを毒見する』の3分間の場面写真と冒頭映像が解禁された。
■かつてない“政治バラエティ映画”
日本初の現役首相・菅義偉首相を描いたドキュメンタリー映画である同映画。先月には同映画の公式ツイッターの公式アカウントが一時凍結されたことでも話題となった。
同作では石破茂氏、江田憲司氏、村上誠一郎氏など現役の政治家、古賀茂明氏、前川喜平氏などの元官僚、菅首相の人物についてや菅政権が何を目指しているのか語り、これまでの国会答弁なども検証する。
同作は、「本作は、いたずらに異議を唱えたり、スキャンダルを暴こうとする政治ドキュメンタリーではない」とあり、「むしろ見る者は、ブラックユーモアや風刺アニメをたのしみつつ、さまざまな角度から浮き彫りにされる、菅政権ひいては日本の「変なところ」を考えてもらう、かつてない政治バラエティ映画となっている」という。
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■相次ぐ取材拒否で制作は困難極める
解禁された冒頭映像では、菅首相を慕う自民党の無派閥グループ「ガネーシャの会」所属の若手議員たちから軒並み取材を断られるシーンから始まり、取材依頼に対し詳細な理由も知らされず取材拒否の返答が相次ぐ。
菅首相の元秘書、市議や県議会議員、菅首相をよく知るマスコミや評論家、使用していたホテルから番記者と同行したパンケーキを扱うスイーツ店まで取材を辞退されたことなどが明かされ、現役首相に迫るドキュメンタリー映画の制作が極めて困難だったことが冒頭映像だけでもうかがえる。
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■アニメパートのイラストも解禁
あわせて解禁された場面写真は、国会答弁する菅首相や予算委員会で指摘を受けるシーン、映画本編のアニメパートでの菅首相のイラストなどが公開された。
同作は先月6月23日に特別内覧試写会が行われており、その中でエグゼクティブプロデューサーの河村光庸氏は監督を5人くらい断られたことも明かしている。監督の内山雄人氏は「政治ドキュメンタリーにすると、みる人が限られるので笑えて面白い映画にして入り口になれば」と語る。
『パンケーキを毒見する』
7/30(金)より新宿ピカデリー全国公開/配給:スターサンズ/©2021『パンケーキを毒見する』製作委員会/制作:テレビマンユニオン/配給:スターサンズ/配給協力:KADOKAWA
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)