新名神高速道路トンネル内で大型トラックが炎上　目撃者は「ドーンというような音」

JAFは、高速道路のトンネル内における火災は、大事故になる可能性があると注意喚起している。

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2021/07/23 14:05

23日午前11時すぎ、兵庫県猪名川町の新名神高速道路下り線六石山トンネル内で、走行中の大型トラックから煙があがった。この影響でトンネルは一時進入禁止となり、連休中ということもあり大渋滞となった。

川西市消防本部によると、午前11時2分に火災の119番通報が入ったため、消防7台（うち救急車1台）が出動。大型トラック1台が燃えており、午後0時半現在は鎮火に至っていない。運転手は避難していたため、けがはないという。

この事故の影響から、新名神高速道路は川西インターチェンジと神戸ジャンクションの間の下り線で、午前11時9分から通行止めとなっている。また、日本道路交通情報センターによると、午後0時半現在川西インター出口で2キロの渋滞が発生しているという。

トンネルがみえるマンションから、この事故による煙を目撃したのあさん。「煙があがり始めたのは、午前11時15～20分頃で、ドーンというような音が聞こえた」と話す。また、「最初は緩やかだったが、時間の経過とともに煙の色と勢いが増してきた」と語った。

しらべぇ取材班は、この事故の投稿をSNS上で25件確認したが、「とにかく黒煙がすごい」などといった声があがっている。

JAFは、高速道路のトンネル内における火災は、大事故になる可能性があると注意喚起している。トンネルに入る前に火災を知った場合は、進入せずに、入り口手前で速やかに停止。

トンネルの距離が長く規模の大きなトンネルの入り口には、トンネル入り口用の信号機が設置されており、進入禁止の場合は赤信号になる。また、入り口表示板には「進入禁止火災」などと表示される。