小池都知事、猛威を振るうデルタ株に危機感 繁華街の滞留人口は減少しているが…
小池都知事が過去最多更新した新規感染者数について言及。この悪い流れを断ち切るには…。
30日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施。変異株である「デルタ株」の急拡大について言及した。
■感染は爆発的な広がり
東京都の新規感染者数は、29日に過去最多となる3,865人を記録。7日間平均でならすと2,224人、前週との比較で161.9%と爆発的な広がりをみせている。
感染拡大の大きな要因の1つとして、変異株の「デルタ株」への置き換わりを指摘した小池都知事。感染力については、「(従来のウイルスの)1.5倍とにいわれておりましたが、専門家の先生がおっしゃるには2倍近く強く、デルタ株の陽性例は1週間で2倍、陽性率については約5割増しという状況になっております」と危機感をあらわにした。
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■滞留人口は減少しているが
感染者は過去最多を記録しているものの、繁華街の滞留人口については1月の緊急事態宣言時と同程度まで減少傾向にある。しかしながらデルタ株の強力な性質に対し、「人流の減少が追いついていない」と小池都知事は説明。
新規陽性者数を減少させるには、「何度も申し上げていますが、都県境を越える移動を連携して慎むことで効果を出していきたい。基本的には、ステイホームでお願いをしたい」と、改めて基本を厳守することが重要と説く。
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■ワクチンの確保は…
厳しい状況にあることは変わりないが、高齢者のワクチン接種が進んでいることもあり、重症化率が減少したという事実もある。
新規感染者数を抑えるためにも、「ワクチンそのものがなければ進みませんので、摂取の勢いを止めないように、ワクチンの確保を国のほうにお願いしております」と小池都知事は力強く語った。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)