宮根誠司、野々村真とのやり取りから感じた「新型コロナの怖さ」に声震わせる
新型コロナに感染し入院中の野々村真とは30年来の友人であり、陽性と診断されてから連絡を取っていたという宮根誠司。生放送中に時折声を震わせながら、いま起きている深刻な問題についても訴えた。
■ワクチン接種を目前に控えていた
また、「彼は8月の頭に、1回目のワクチン接種もう決まっていたんです。だから、ワクチン接種する直前に、なってしまったんですけれども…」と宮根。
「体痛い、頭痛いって言って、『宮根さんも気をつけなよ』っていうような話はできていたんですが、
8月になってから急に、(メールやLINEのやり取りから)悪くなるのが本当に分かったんですね」とも明かす。
「とにかく息苦しいし、病院もなかなか入れてもらえない。『入院はできませんて言われた』と。じゃあホテル療養に切り替えろと言ったら、『ホテルもいっぱいですと言われた』と。本人はずっと苦しい、苦しいって言っていて、僕はもう『頑張れ』と言うしかなかった」と、時折声を震わせながら語る。
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■初期段階で何か対処できていれば…
野々村のケースを踏まえて、番組に出演した倉持仁医師は「個別の案件は別として」と前置きしたうえで、「コロナの場合CTを撮らないと重症度がわかりませんし、症状が出るのが遅く、かなり重篤な肺炎があっても自覚症状がない方もたくさんいます」。
「なので、早い段階で医療が受けられる体制を作らなければならないというのはもう分かっていることですから、そういう運用になっていないというのが、非常に問題で怖い」と指摘。
宮根は「濃厚接触者になり陽性であることが分かった、この段階で何らかの処置をしていれば、僕はこんなに悪くならなかったと思うんです」「酸素マスクと心電図をつけてお医者様に診ていただいている状況なので、我々も回復をひたすら祈るしかないんですけれども…」と、祈るように語った。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)