ホワイトタイガーに襲われ21歳女性が死亡 事故の可能性や遺伝的問題も

本来入れないはずのエリアに虎が侵入し女性を襲った。飼育されている虎による死傷事故は世界的にも稀。

2021/08/15 10:00


ホワイトタイガー

南米・チリのサファリパークで飼育されているトラに女性が襲われる事件が発生。その後、女性は死亡したことが確認された。『CNN』『Insider』などが報じている。

女性は檻の中を掃除していたが、本来しまっているはずだった虎の檻の扉は開いたままになっていたという。掃除中にドアが開いたままになっていた原因については調査が進められている。



■亡くなったのは21歳女性

6日、チリの首都サンチアゴから100kmほど離れた都市ランカグアにあるサファリパークで事件は起きた。

警察による身元確認は現在も続いている状況ということだが、報道によると亡くなった女性はこのサファリパークに勤める21歳の女性従業員、トーレス・イバラさん。エコツーリズムを学び、このサファリパークに勤めて2年以上のベテランだった。

彼女はこのサファリパークで、主にメンテナンス業務やツアーガイドを担当していたというが、直接動物と直接触れ合う職種ではなかったという。


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■通常起こりえない状況

トーレスさんはサファリパークの虎の囲いの中を掃除している際に、突然虎に襲われた。通常サファリパークでは動物は囲いの中を自由に歩き回ることができるが、スタッフが囲い内を掃除する時は動物たちと接触しないよう、動物は別の空間に移されている。

しかし事件発生時、虎が入れられていた檻の扉は開いた状態となっており、虎が自由に外の空間に出られる状態だったとランカグア警察は伝えている。

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■事故か事件か
動物人身事故チリ翻訳記事
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