ビートたけし、高校野球に苦言 燃え尽きることを美とする考えに「やりすぎ」
『Nキャス』ビートたけしが高校野球がドーム開催をしないことに疑問。「燃え尽きることを美とする日本の文化はやりすぎ」と持論を語った。
15日に放送されたTBS系情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』にビートたけしが出演。高校野球について、持論を展開した。
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■甲子園をドームにする企画を提案
たけしは、「ずっと甲子園の野球は雨でやらない。お金出して甲子園をドームにするっていう企画ないのかね。暑いから高校生の体に悪いし」と話す。
資金源については、「今だったらボランティアとか有志頼めば寄付金相当あるんじゃないの」と提案した。
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■完全燃焼を美とする文化に「やりすぎ」
今年は中止になってしまっているが、普段であれば炎天下の中で行われる高校野球。「無理やり体を痛めることを日本人は喜ぶね。オリンピックでも(つらそうにするジェスチャーをしつつ)こんなになってる人が好きだもんね」と日本人の傾向をたけしは分析。
進行の安住紳一郎アナは「甲子園球場でプレイしたいという高校球児の気持ちもあったりするので、なかなか…」と難しい顔をするが、たけしは「そういう頭の良くない子をちゃんと教育しないとダメ。若さに任せて無茶をして一生を台無しにしちゃダメなんだというのを教えないとダメだよ」と持論を展開。
さらに「プロ目指して甲子園で投げすぎて、肩壊してるのいっぱいいる。燃え尽きることを美とする日本の文化だけど、やっぱりやりすぎだと思うけどね」と話した。
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■共感の声
たけしの「ドームでやるべき」「高校球児に無理をさせすぎ」という意見に「たけしの意見に同意。過去の伝統とか根性論は見直すべき」「プロを見据えるならもっとちゃんとすべきだよなぁ」と共感する声が見られた。
一方、「憧れも大事だし、無理するのは仕方ないと思う」「プロを目指す人は無理しすぎるべきじゃないけどそれだけを目標にしてた子とかもいるし一概には言えない」といった意見も寄せられた。
近年の夏には猛暑や豪雨などの障害も多い。高校球児の健康を守ることはもちろんだが、安定した開催のためにはドーム開催も視野に入れなければならないだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)