キムチに貼られたシール、思いもよらぬ効果が話題 むぎ茶で「仮説」を検証すると…
店頭で並んだキムチを発見し、ある仮説が浮上。続いて麦茶を見ると、より信憑性が高まる結果に…。
■いずれの担当者も突如笑いだす
まずは話題のツイートに登場した「こくうまキムチ」を展開する「東海漬物」に詳しい話を聞くべく、ツイートの詳細について説明すると、担当者が突然笑い出す事態に。やはり鶴瓶にはブースト効果が付随しているのか…? と期待が高まるが、結局同社からは回答が得られずじまいとなってしまう。
続いては「香り薫るむぎ茶」を取り扱う伊藤園に「鶴瓶ブースト説」を相談してみると、やはりこちらでも担当者が思わず笑顔になるも、同社の麦茶と鶴瓶の蜜月について、順を追って説明してくれたのだ。
「麦茶はお子様からお年寄りまで、幅広い世代に昔から愛され、親しまれている飲み物です」「そのため笑福亭鶴瓶さんの親しみやすいイメージと合致することから、当社では1999年より麦茶製品のCMキャラクターに鶴瓶さんを起用しています」と、担当者は語り出す。
「2001年からはティーバッグ製品の『天然ミネラルむぎ茶』20袋と『香り薫るむぎ茶』54袋入りにおいて鶴瓶さんを製品パッケージに起用し、2012年からはペットボトル製品においても展開が始まりました」と、細かい時期を補足しつつ、商品の歴史について説明してくれた。
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■やはり鶴瓶にはブースト効果が…?
ここまでの話を聞く限りでは鶴瓶にブースト効果があるのか定かではないが、続いて同社麦茶の「増量の歴史」について話を聞くと、驚きの事実が判明。
「現在の『香り薫るむぎ茶』の前身となる『むぎ茶ティーバッグ』50袋が1994年に発売され、その後は1999年に製品名が『香り薫るむぎ茶』に変更となりました」と説明する担当者は、「その際、大容量の需要の増加傾向に対応するため、容量を4袋増加し、計54袋入りのまま現在に至ります」と、サラッと爆弾発言を投下したのだ。
そう、1999年といえば「鶴瓶が同社の麦茶製品のCMキャラクターに起用された年」である。これはただの偶然なのだろうか…?
続いて同商品のペットボトル版に話題が移ると、なんとこちらは2012年よりブランド名が「健康ミネラルむぎ茶」に変わっただけでなく、同年からコンビニ限定で630mlの展開が始まったことが判明。
2012年は「ペットボトル製品のパッケージに鶴瓶が登場した年」のため、「麦茶増量の背景には鶴瓶あり」という説が、事実として立証されたのだ。
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■麦茶増量の背景を聞いた
なお「夏の定番アイテム」である麦茶に対し、伊藤園担当者は「夏の暑い時期の水分補給として麦茶は需要があり、暑さ対策やスポーツ時など様々なシーンで飲まれています」「携帯できるパーソナルサイズの中でも、のどが渇いた際に量を気にせずゴクゴク飲めるよう、販売業態の特性やお客様のニーズに合わせ、容量を変化させてきました」と語る。
増量化に当たってコンビニを先行させてきた背景については、「コンビニエンスストアを利用されるのは男性のお客様が多く、たくさんの量が飲めるように容量を増やして差別化を図った、などの理由があります」とも補足してくれた。
この他にもパッケージデザインやイメージキャラクターに鶴瓶が起用されている商品の歴史を紐解いてみると、思わぬ発見があるかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)