橋下徹氏、横浜市長選の結果にコメント 「候補者が最高でした」
22日に投開票された横浜市長選挙の結果を橋下徹氏が分析。「候補者が最高でしたよ」と人選の巧みさを称えた。
■立候補の段階で決まっていたとも
さらに、橋下氏は「で、今のこの横浜市長選挙の候補者? 小此木(八郎)さんも松沢(成文)さんも、林(文子)さんも田中(康夫)さんも、ある意味まぁ、政治の手垢が付いた人たちですよ」と指摘する。
続けて、「だから、コロナについて国民はすごい不満を持って、変革というのを求めていた。ここに、政治の素人である山中さん、だけどコロナの専門家である山中さん、そして48歳。これはもう候補者が最高でしたよね」と改めて人選を評価。
「だから、そういう方を持って来た立憲民主党、共産、もう山中さんを立てた段階でもうほとんど勝利は確実だと。もし僕が選挙の当事者だったら、8名の候補者名簿見て山中さんっていう人を持って来た段階で、もう勝利の祝杯ですよ」とまで語っている。
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■波乱含みとなってきた政局
現職の林文子氏を破って新市長となった山中氏は、無所属・立憲民主党推薦で立候補。横浜市立大学では医学部の教授として、新型コロナウイルスワクチンの有効性などに関する研究を行っていた。
国家公安委員会委員長を辞任して異例の立候補を果たした小此木氏は、菅義偉首相が秘書を務めていた彦三郎元建設相の三男。自民党は自主投票の形をとったが、事実上小此木氏を支援していた。
地元・横浜で肝いりの候補者が敗北したとあり、求心力低下も叫ばれている菅首相。今秋の総選挙に向け、政局は一気に波乱含みとなってきた。
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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)