モニタリング会議で医療関係者が訴えた感染の実情 「制御不能」「医療は機能不全」

新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず。医療関係者が訴えた現在の実情は…。

コロナワクチン

26日、東京都は新型コロナウイルスの感染状況を分析するため、専門家を招聘し「モニタリング会議」を実施。まもなく夏休みが終わる10代若年層について「社会全体で“子供を守る”という啓発が必要」と声が飛んだ。



 

■非常事態は続いている

コロナ拡大以降開催され、今回で60回目となる東京都のモニタリング会議。コロナ感染や医療体制の現状などについて、国際感染症センターの大曲貴夫センター長らが解説した。

最新の感染状況について、大曲氏は「数週間に渡って制御不能な状態が続いており、多数の感染者が潜在している可能性がある。災害レベルで感染が猛威を振るう非常事態が続いている」と分析。


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■「深刻な機能不全」

さらに「医療の提供体制は深刻な機能不全。新規陽性者数が継続するだけでも救える命が救えない状態になる。ここ一週間の新規陽性者数は横ばいに見えるが、このような高い数値が継続するだけでも状況は悪化していく。この危機感を現実のものとして共有し、社会全体で協力して立ち向かう必要がある」とコメントした。

ワクチンの状況については、「ワクチン接種後の陽性者が確認されている。接種を2回した後も感染リスクはある。引き続き感染リスクの高い行動を避け、マスク着用など基本的な感染防止対策を念入りに行なう必要がある」と警鐘を鳴らす。


■警戒すべきは「夏休み明け」

6月中旬以降、年齢別の感染者の割合を見ると、「50代以下」が新規感染者の90%以上を占め、特に20代は各年代の中でも最も高い割合になっている。記憶にも新しいが、感染が部活のチーム内で広がり、甲子園出場を辞退したチームも複数あった。

大曲氏は「10歳未満および10代の感染者が3週連続で上昇している。学校が再開し、学校生活での感染防止対策の徹底が求められる。社会全体で“子供を守る”という啓発が必要」と明かし、夏休み明け10代の感染拡大について改めて警戒感をあらわにしていた。

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(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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