今だけバカ高い「首都高速」 タクシーがこのルートをゴリ押しする理由とは
都内のマイカー利用者なら誰でも知っている「首都高」の1000円割増。五輪期間だけの特別措置で、首都高を敬遠する状況が生まれているが…。
■「信号で3回ひっかかったら…」
現在都内ではパラリンピック開催の影響で通行止めエリアが多く存在している。「オリンピックスタジアム」(国立競技場)近くの外苑前~青山エリア、「選手村」のある晴海エリアは迂回ルートがわかりづらかった上、想定外の渋滞が多かった。
「下道で3回引っかかったら、高速使っちゃった方が早くて安い計算になります」と前出のドライバーは続ける。
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■深夜料金がバカ安に…
一部で混乱を生みながらも、タクシー移動はメリットが大きいと感じた今回の事象。たしかに首都高利用の方が全然早く到着できた。料金は想定金額と変わらなかったが、早い到着が何よりうれしい。
無知な記者に、ドライバーは「ちなみにマイカーもタクシーもETCを搭載していれば、深夜0時から4時までは5割引なんです。昼間がバカ高い分、夜を格安にしている。…私も営業を終えて営業所戻る際、普段ならありえませんが高速使っちゃってます(笑)」とも教えてくれた。
急事態宣言下とあり、終電を逃すほどハメを外すことはまずないが、万が一深夜0時以降タクシーに乗ることになった場合、きっと高速道路を使ったほうがお得になるだろう。こちらも9月5日まで。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)