CLAMPと京都市伝統産業がコラボ 「憧れの作品とコラボできて夢のよう」
「着物にもTPOがあるので、どれを着ていいかわからない場合には、会の主催者に相談するのが一番」と染色作家。
■モダンでお洒落な着こなし
今回のコラボ作品は、CLAMP先生へのリスペクトと「モダンでお洒落に着こなせる着物を作りたい」というキモノ愛が合わさって生まれた。丹後で織られた上質な絹織物を使用し、『魔法騎士レイアース』の世界観を京友禅の手技で染め上げ、鮮やかな色使いが印象的だ。
奥野さんはこの着物を羽織るシーンについて「自分が主役になる場所でぜひ身につけてほしい」と話す。また、「着物にもTPOがあるので、どれを着ていいかわからない場合には、会の主催者に相談するのが一番」と語る。
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■9年間弟子入り
福井県越前市出身の奥野さんが、着物と出会ったのは3歳の頃。そこで色とりどりの和柄に憧れて、着物に興味を持つようになった。京都精華大学では日本画を学び、卒業後は9年間京友禅作家のもとで、弟子として修行。「昔ながらの見て学ぶ世界。大変なことも多かった」と当時を振り返る。
2018年に独立し、着物ブランドも立ち上げた。「伝統を守る努力を重ねつつ、自己表現をかなえる着物を染め上げたい」という熱い志を持つ。今の夢はベルサイユ宮殿で「キモノ舞踏会」を開催することだという。
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■コラボ着物全容
CLAMP×京都市 レイアースのお着物🥰デザインのポイントはやっぱり手首のところ‼️大振りのブレスレットのイメージです。全体的にはすごくスッキリした柄なのですが、動作の大きい手元が華やかだとテンションもあがります🥰お袖から裾の方にかけて柄を描くことで、立ち姿も座り姿もとってもゴージャス✨ pic.twitter.com/I3PDefBPUU
— 染色作家 奥野むつみ(木村染匠) (@muuu603) September 13, 2021
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)