地震が起きてすぐジャンプし始めた魚たち 大反響となった映像投稿の意図とは
独自回線を持ち、周辺が停電してもこれらの監視カメラはすぐに復旧するシステムが整っているそうだ。
■高性能カメラで監視中
荒川下流河川事務所の担当者は、「専門家ではないので、揺れと魚が飛びだす因果関係はよくわからない」と話す。一方で「動画投稿には別の意味がある」と語る。この河川事務所が管轄する河川周辺には、137の高性能監視カメラが設置されている。
深夜の暗い現場でも、カラー画像で状況を正確に捉える。また、独自回線を有しており、非常用電源も確保。周辺が停電しても、これらの監視カメラはすぐに復旧するシステムが整っているそうだ。
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■全作業終了後に投稿
7日夜の地震の際には、職員約100人に緊急招集がかかり、発生から10分後には十数人の職員が集まった。車で現場を確認する職員がいる一方で、監視カメラ画像を見て「何か被害がないか」の点検を約4名の職員でスタート。
数時間後には、魚が飛び跳ねている画像を目視したが、被害ではないためスルーしたという。その後、翌日午後2時頃にすべての安全確認が終了。ほっとした際に当時の画像を思い出したため、投稿したという。
最後に担当者は「今回の動画には、このような高性能カメラで24時間監視しているので、何かあったときでも安心してほしいという意味が込められている」と述べた。
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■地震発生時の河川画像
昨夜の千葉県北西部を震源とする地震発生時の映像を確認したところ、魚や鳥が地震に反応する様子が撮影出来ましたので紹介します。左上に見える茶色の建物は #江東区 の #中川船番所資料館 です。#震度5強 pic.twitter.com/NbMpUTYWhk
— 国土交通省 荒川下流河川事務所 (@mlit_arakawa_ka) October 8, 2021
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)