カバが増えすぎると生態系に悪影響? ダーツを使った避妊方法に注目集まる
麻薬王が飼育していたカバが増えすぎて、南米最大の群れに? コロンビア当局はカバの不妊化を決断した。
■危険が伴うカバの避妊手術
カバは獰猛な動物としても知られており、インターネット上では「動物界最強説」も根強くささやかれているほどだ。捕獲して避妊手術を行うことには大きな危険がつきまとうため、コロンビア当局は新たに「ダーツ」を用いた頭数コントロール方法を発表した。
地元の環境保護団体によると、不妊薬の入った特殊なダーツを直接身体に撃ち込むことで、オスとメスの両方を不妊化する方法で、これまでに24頭の不妊化に成功しているという。
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■「駆除」ではない方法に感心
このニュースに対する海外の反応は、「カバだけじゃなく、侵略種が生態系へ引き起こすダメージは深刻だよね」「南米にはカバを倒せるような生き物はほとんどいない」「未来の科学者はきっと『なんでこんなところにカバの骨が?』って首をかしげるだろうね」といったものだ。
また、コロンビア当局が不妊化を選んだことについては、「カバを殺さないってことに驚いている」「こういう人道的な方法はもっと推奨されるべき」といった肯定の反応が見られる。
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(文/Sirabee編集部・びやじま)