果物王国の老舗菓子店“秘伝柿レシピ” 「甘みスッキリバターにもマッチ」
山梨県はフルーツ王国ということもあり、代々伝わる果物をおいしく食べる技は、実際にいくつかあるそうだ。
■パン乗せもオススメ
小野さんは「ぼんやりとした甘さが、スッキリする。バターを塗ったパンに、この柿を乗せて食べてもとてもおいしい」と話す。
現在老舗菓子店も、コロナ禍の影響で大変厳しい状態だそうで、「従業員のボーナスカットなどで、なんとか耐えしのいでいる状況」と語った。
通販事業が好調な事業所もあるが、金精軒ではあえて賞味期限を短くして、少しでもおいしくなる技術を磨いて来たため、通販にはあまり向いていない。
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■20年ぶりリニューアル
ただし、コロナ禍で時間ができたことで、20年ぶりにどら焼きのレシピ見直しを実施。「お菓子はどんどんおいしくなっていくのだが、皮肉なことに観光客がやってこない」とこぼす。水信玄餅が一番の名物のため、夏が繁忙期だが昨年、今年と2年続けて寂しく終わってしまったという。
最後に小野さんは、「お菓子のリニューアルを続けて、また観光客の皆さんがやってきたときに、『ほんとうにおいしい』と言ってもらえるように頑張っていきたい」と語っていた。
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■必殺技レシピ
柿農家さんから「家族が柿嫌いで悲しい」というお話を伺ったので、金精軒48の必殺技のうちのひとつ「柿のカラメルシロップ漬け」を伝授しました。
薄く切った柿を苦いカラメルシロップとラム酒に30分浸して出来上がるちょっとしたデザートです。 pic.twitter.com/IlO0ljmew2
— 金精軒 (@kinseiken_jp) October 21, 2021
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)