社名変更したFacebook インスタで「@meta」を取得できない理由は…
他とかぶりやすい社名は、時としてトラブルを引き起こすことも…?
■シンプルすぎる名前が仇に
巨大テック企業の社名変更という大きなイベントにも関わらず、このようなことが起きてしまう原因の1つには、「社名がシンプルすぎる」ことも挙げられるだろう。
『Yahoo!』や『Google』といったオリジナルの名称ではなく、『Amazon』『Apple』など一般的な単語を社名に選んだ場合、多くはビジネスが軌道に乗るまで、ウェブ上での検索性の悪さに悩まされることになったり、時として他社との商標トラブルを引き起こすこともある。
関連記事:ツイッターのサブスクの価格が判明? 早くも話題騒然の状況に
■かぶりやすさはトラブルの元?
その影響は、巨大企業であっても例外ではない。1978年から2006年には、ビートルズが所有するレコードレーベル『アップル・レコード』とコンピュータメーカーの『アップルコンピュータ(現Apple)』が商標権をめぐって争った「アップル対アップル訴訟」が起きている。
近年でも、新型コロナウイルス下におけるビデオ会議サービスとして存在感を増した『Zoom』が、同名の音響機器メーカーから社名誤認によるトラブルなどを理由に訴えを起こされている。
一方で、あまりにも一般に普及した名称は、登録商標であっても「普通名称化」するケースも存在している。
例えば『ホッチキス』や『エスカレーター』は製品名が普通名称化したもの。日本でも『うどんすき』や『正露丸』は登録商標だが、裁判所の判断によって普通名称とされている。
・合わせて読みたい→ツイッター突然のデザイン変更 「紛らわしい」「おしゃれ」と賛否呼ぶ事態に
(文/Sirabee 編集部・びやじま)