焼き肉食べ放題で高校生21人食中毒 複数の患者からノロウイルス検出
厚生労働省によると、年間の食中毒患者数の約半数はノロウイルスによるもので、うち約7割は11月~2月に発生しているという。
■感染力が強い
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染。ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛、微熱などを引き起こす。感染力が強いことが特徴で、大規模な集団発生を起こしやすい。とくに子供や高齢者は重篤化することがあるため、注意が必要だ。
また、ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤はなく、治療は輸液などの対処療法に限られる。
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■予防策の徹底
予防策が大事となり、厚労省などは石鹸を十分に泡立てた流水による手洗いの徹底を呼びかけている。
なお、加熱が必要な食品は中心部までしっかりと加熱し、まな板、包丁、食器、ふきんなどは熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱消毒が有効となる。
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)