ガッツ石松、ドラマ『日本沈没』に出演 漁師役で存在感ある演技
14日放送の日曜劇場『日本沈没』では、関東沈没が始まり首都圏が混乱に陥るなか、キーパーソンとなる漁師役でガッツ石松が登場する。
小栗旬が主演をつとめる日曜劇場『日本沈没−希望のひと−』(TBS系)第5話に、ガッツ石松が出演することが発表された。
■危機が迫る中で見出していく希望
原作は、1993年に刊行された故・小松左京氏の小説『日本沈没』(光文社)。翌年の同局でのドラマ化以降、映画やアニメ、漫画などさまざまなかたちで語り継がれてきた不朽の名作だ。
刊行から48年の時を経て制作された今回の作品では、登場人物をオリジナルキャラクターにし、2023年の東京を舞台に、原作でも描かれていた「環境問題」を現代版にアレンジ。沈没という目に見えない危機が迫る中で「見出していく希望」が描かれている。
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■元WBC世界ライト級王者
このたび、14日放送の第5話にガッツの出演が決定。1974年にアジア人初のWBC世界ライト級チャンピオンとなった元プロボクサーのガッツだが、じつは、ボクシングで強くなる目的は、有名になって映画に出たいからだったという。
引退後はタレント、俳優として長く活動し、NHK連続テレビ小説や大河ドラマにも出演。
同局でのドラマ出演は2003年放送の金曜ドラマ『ブラックジャックによろしく』以来18年ぶりとなる。バラエティ番組で見せるキャラクターとはひと味違う、渋くて存在感のある演技に注目だ。
出演に際し、「杏ちゃんと共演だゾ! うれしいネ。OK牧場!」と絶好調のガッツ節でコメントしている。
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■とうとう始まった関東沈没
そして、とうとう関東沈没が始まってしまう第5話では、首都圏を中心に深刻な打撃を受け、沿岸部にいた天海啓示(小栗)と椎名実梨(杏)も巻き込まれてしまう。
そんな中、天海の元妻・香織(比嘉愛未)と娘・茜(宝辺花帆美)、椎名の母・和子(宮崎美子)らが乗った避難バスがトンネル崩落事故に巻き込まれたという情報が入る。
椎名はトンネル崩落事故現場に向かうため、絶たれた陸路ではなく海路を探す。漁港を彷徨っている椎名の前に現れたのは、ガッツ演じる漁師だった。はたして椎名のために船を出してくれるのか。
その頃、常盤(松山ケンイチ)ら“日本未来推進会議”のメンバーは、不安を感じながらも東山総理(仲村トオル)の指示のもと、被害状況の把握や被災者の救助などの対応にあたっていた。
政府も国民も注目しているのは第二波がくるのかどうか。田所博士(香川照之)は、昼夜を徹してデータの検証作業を行い1つの結論に達する。その導き出された結論とは…。
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(文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)