デーブ、中国テニス選手と通話したIOCに皮肉 「バッハ会長以外だったら信用した」
張高麗・元副首相との不倫関係を告白して消息不明となっていた彭帥選手。バッハ会長と通話したというが…。
TVプロデューサーのデーブ・スペクターが22日、自身の公式ツイッターを更新。テニス界から始まり世界のスポーツ界全体を賑わわせている問題について、皮肉を述べた。
■中国スター選手の性暴力トラブル
デーブがコメントしたのは、中国の女子プロテニス選手で、全英・全仏オープンのダブルスでも優勝している中国テニス界の英雄・彭帥(ほうすい)選手のスキャンダルについて。
彭選手は、今月2日、中国の張高麗・元副首相との不倫関係・性暴力について、中国のSNS・微博に投稿。内容は真偽不明で、投稿はすぐに削除されたが、彭選手はその後、消息不明となっていた。
張・元副首相は最高指導部である党中央政治局常務委員や第一副首相を歴任。現在75歳で、彭選手との年の差は40歳。2018年に引退している。
関連記事:茂木健一郎氏、バッハ会長の銀座散策に「目くじら立てる方々心が狭いです」
■IOCバッハ会長がテレビ電話
告発投稿が削除され、彭選手が一時消息不明となっていたため、スポーツ界、国際社会では懸念が拡がっていた。中国では来年、北京で冬季五輪の開催が予定されているが、一部先進国が人権問題として「外交的ボイコット」を検討する報道も。
そんな中、21日、国際オリンピック委員会(IOC)は、トーマス・バッハ会長が彭選手とテレビ電話で30分ほど会話したことを発表。通話には、IOC選手委員のエマ・テルホ委員長(フィンランド)なども立ち会ったという。