てんかん持ちの3児の母が授乳中に発作 下敷きになった息子とともに死亡
出産を終え自宅に戻る直前に、発作を起こして倒れた母親と、その下敷きになった新生児が死亡した。
■産婦人科医は「不注意に後悔」
マリーさんは最初と2人目の子の妊娠中には薬の服用を続けたものの、3人目の妊娠時にキニロンズ医師による神経科の診察を受けることはなかった。
オドノーグ医師は、ストレスや疲労がてんかんの発作を引き起こす要因になるとして、「マリーさんは母乳育児によってストレスを受けていたのかもしれない」「マリーさんが今回の妊娠中も神経科の診察を受けていると思い込み、神経科医師に連絡しなかったのは不注意だった」と深く後悔しているという。
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■医療事故の評決
マリーさんの死については、3日間の審議を終え、今月18日に医療事故の評決が下った。マリーさんが亡くなった日は、夫キーランさんの誕生日だった。
そんな日に妻と生まれたばかりの息子を亡くしたキーランさんは、評決を受け「もう二度とこのようなことが起きないようにと、HSE(アイルランドの公的医療システム)に大きな変化が起きる様子が全くなく、信頼できない」と憤っている。
ダラくんは事故後に一度も意識を取り戻さなかったため、検視を担当した医師は「苦しむことはなかった」と語るものの、関係者にとってあまりにも悲しすぎる出来事となった。
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(文/Sirabee 編集部・原田パラン)