気象庁、トカラ列島で発生した震度5強の地震を「他の事例と違う」と分析 

鹿児島・トカラ列島で震度5強の強い揺れを観測。気象庁はこれまでと異なるパターンだと説明する。

2021/12/09 16:00



■この5日間で233回の地震

12月4日から地震活動が続いている同地域。

4日12時以降、震度1以上の地震が合計233回観測されており、今回の震度5強1回に加え、震度4が2回、震度3が13回、震度2が65回、震度1が152回という内訳になっている。

「地震1つ1つの規則性についてはわからない部分があるが、他の地震事例と違うのは、大きな地震が起き時間とともに規模が小さく、発生間隔が伸びて収束に向かうパターンではないこと。継続的に地震が続き、中には大きな地震が発生するという特徴があることが分かる」(束田氏)


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■「当面の間」とした理由

大きな地震が発生した際、これまで気象庁は「2、3日」または「1週間程度」とおおよその期間を区切り同規模の地震に注意すべしと留意事項を説明してきたが、今回は「当面の間」とその言葉を変えた。

「かつてここで起きた地震は週間単位で続いている。その経緯から“当面の間”と説明した。過去の傾向からひと月ということもあるが、この先どうなるかはわからない。過去事例を見るとこの程度の継続時間と見ている」と束田氏。

「日本ではたくさん地震が起きている。いつどこで強い揺れが起きても日頃から準備をいただきたい」と強調した。

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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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