約8割が、年の瀬には忘れてしまっているもの 「誰も覚えていない…」
一部の人々を翻弄するあの“紙”の存在、あなたは覚えている…?
■高校受験で散々な結果に…
とはいえ、「大吉」や「凶」は比較的、印象に残りやすいよう。
編集部が話を聞いた20代女性のAさんは、大学受験を控えた高校3年生のときに「清水寺に願掛けをしに行きました」と振り返る。
その際に「大凶」を引いてしまったそうで、「学業が何をやっても実らないって書いてあったんですけど、本当にその年に受けた受験で第一、第二とも落ちてしまいました」と明かす。
自身の受験結果に「おみくじのことが浮かびましたね(笑)」というAさん。「清水寺で引いたから効力? も強そうな気がして…それなら勝てないかーみたいな」と結果的には“実力不足だった”と認めつつも、おみくじがまったく関係ないとは思えなかったようだ。
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■「すごい当たってました」
一方で、2021年の年始に「大吉」を引き当てたという30代女性のBさんは、「すごい当たってました」と話す。
内容を忘れないよう、常に財布の中におみくじを保管しているといい、その内容には「渦を巻く 谷の小川の丸木橋 渡る夕べの ここち するかな(第十八番)」との記載が。
Bさんがネットで調べてみたところ、「はじめのうちは危ない谷の小川の橋を渡るような心配事があるが、何事も用心すれば後には平和に収まる」といった解釈になるとのこと。
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■今では平和に
「厄も重なってて、昨年から災難続きでしたが本当に今年の夏頃から平和になったんです」とBさん。
災難は、家族が心不全で亡くなったことから始まったという。昨年には30歳を機に独立したものの、同時に新型コロナウイルスが大流行し、すでに決まっていた仕事が3社も白紙に。今年にはいってからも安定せず情緒がかなり乱れたという。しかし、それから慎重に行動するようになったところ、仕事が軌道に乗り、今では心穏やかに暮らせているのだそう。
おみくじの内容を覚えているのはごく一部であり、その内容も信じるか信じないかは人それぞれ。どんな結果であれ、より良い1年を過ごすための指針として、頭の片隅にそっと置いておくと良いかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・植野春香)
対象:全国10代~60代の男女410名 (有効回答数)