タトゥーがモノクロのみになる? 発がん性物質危惧しカラーインクがEUで使用禁止へ

現在用いられているカラーインクが使えなくなると、しばらくの間は、白と黒のタトゥーしかできなくなる可能性が浮上している。

2022/01/09 05:00



■猶予期間の延長

しかしながら、安全な配合のカラーインク開発には時間がかかっており、このままではカラータトゥーを求めてくる客を断り、黒か白のタトゥーしか施すことができなくなるのではと、タトゥーアーティストたちは危惧している。

中でも、タトゥーに使用される人気色の「ピグメントブルー15:3」「ピグメントグリーン7」が全面的に使用できなくなると、ビジネスが立ち行かなくなる恐れがある。そのため、嘆願により2023年1月4日までに、これらインクの代替品を模索する猶予期間が設けられることとなった。


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■タトゥー禁止ではないが…

REACHは、今回の規制はあくまでも危険物質を体に取り入れることを防ぐためのものであり、タトゥー自体を禁止する趣旨ではないと主張している。

しかし、タトゥー業者が安全な代替品を見つけることができる前に、現在のカラーインク使用が禁止されることで、カラータトゥーを望む人々は闇業者へ流れるのではないかという懸念も、出ているそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・原田パラン

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